「ウルトラQ」といえば、ヒーローこそ登場しないものの、ウルトラシリーズの元祖ともいえる作品です。
ケムール人やガラモンなど個性豊かな人気怪獣たちが毎回登場していました。
そんなウルトラQと名前が近い、「総天然色ウルトラQ」という作品があります。
この総天然色ウルトラQはオリジナルのウルトラQとどのような違いがあるのでしょうか?
また配信などはされているのでしょうか?
- そもそもウルトラQとは?
- 総天然色ウルトラQとは?
- ウルトラQと総天然色ウルトラQの違い
- なぜ総天然色と付くのか?
- 総天然色ウルトラQを見る方法
- 長い年月をかけて色がついた総天然色ウルトラQを見よう!
そもそもウルトラQとは?
1966年にTBS系列で全27話放送されました。
ウルトラ戦士は登場しないものの、ウルトラシリーズの第1作とされています。
1960年代半ば、怪獣は映画館でしか見られないものでした。
しかしこのウルトラQが放送されたことにより、毎週テレビで新しい怪獣を見ることができるようになったため、人気を博しました。
このウルトラQの人気は第一次怪獣ブームへとつながり、翌年の「ウルトラマン」にも繋がっています。
総天然色ウルトラQとは?
総天然色ウルトラQは簡単に言えばウルトラQに色を付けてリマスターしたバージョンになります。
そのため2004年に放送された「ウルトラQダークファンタジー」のように全く別の作品というわけではないので、新しい話が追加されたり、当時いなかった怪獣が出たりといったことはありません。
ウルトラQが放映45周年を迎えた2011年にDVDとBlu-rayディスクで発売されました。
ウルトラQと総天然色ウルトラQの違い
白黒かカラーかの違い
ウルトラQが放送された1966年頃のテレビは白黒からカラーへの転換期にあたる時期でした。
そのためウルトラQも全話白黒で制作されています。
そんな白黒のウルトラQをカラーライズしたものが「総天然色ウルトラQ」です。
そのため一番の大きな違いは色が付いているか否かです。
カラー化をアメリカのビデオ制作会社が行い、当時のセットや衣装などの色合いが深く再現されています。
HDリマスター化しているかどうかの違い
総天然色ウルトラQは色がついただけではなく、HDリマスター化もされています。
HDリマスターとは簡単にいえば、原画を高解像度化したものです。
そのためHDリマスター化されているか否かの違いもあります。
実際視聴者からしてみるとそこまで変化を感じなかったりもしますが、一応映像自体のクオリティは上がっているという風に捉えて良いでしょう。
なぜ総天然色と付くのか?
総天然色とはカラー映画のことを指すフレーズです。
昭和期にカラー映画が普及し始めた際に「色が付いている」ということを大々的にアピールするためにこの「総天然色」という言葉がポスターに書かれていたりしたようです。
この総天然色という言葉はほとんど死語扱いされていますが、この「総天然色ウルトラQ」のおかげでかろうじて生き残っている気がしますね。
しかし普通に「ウルトラQカラーバージョン」とかにせずに総天然色と付けたのはセンスがありますよね~
総天然色ウルトラQを見る方法
「総天然色ウルトラQ」を見る方法は配信など、いくつかありますので、ご紹介します。
DVDかBlu-rayを購入
元々「総天然色ウルトラQ」はDVDボックス、Blu-rayボックスでそれぞれ発売されました。
Amazonで調べた所、DVDボックスの方は定価以上の価格になっていました。
高価ではありますが、ファンであれば買って損はない商品だとは思います。
レンタルDVD
「総天然色ウルトラQ」のDVDはレンタル版も存在します。
そのため取り扱っているお店さえあればレンタルしてみることも可能です。
ただ実店舗でのレンタルは取扱い店があまりなさそうなので、ネットでのレンタルサービスの方が確実かと思われます。
動画配信サービス
一番手頃に視聴できるのが動画配信サービスで視聴する方法です。
かつては「WOWOW」や「Netflix」にて配信されていたようですが、現在は配信されていません。
そんな中、唯一「総天然色ウルトラQ」を配信しているのが「TSUBURAYA IMAGINATION」です。
スタンダードプランに加入するだけで全話視聴できるので、一番お手頃です。
しかもオリジナルの「ウルトラQ」も視聴できるので、色合いや映像の質などを比較したりもできますよ~
長い年月をかけて色がついた総天然色ウルトラQを見よう!
ウルトラQは白黒作品であるほど古い作品ではありますが、その人気は衰えることはありませんでした。
そのためか映像のカラー化に何度か試行錯誤してみたものの、制作費が高額になるために中止していたという経緯があります。
しかしそうした苦難を乗り越え、2011年にようやく「総天然色ウルトラQ]としてよみがえりました。
ただ当時の色合いで見たいという人と色がついていた方が見やすいという意見で分かれていたりもします。
しかしアメリカの映像制作会社の高い技術でカラーライズされた「総天然色ウルトラQ」は一見の価値ありです。
この記事で紹介した方法でぜひご覧になってみてはいかがでしょうか?