ウルトラ情報ランド

ウルトラシリーズ、円谷プロ作品に関する情報を発信していきます!

ウルトラマン ソフビ なぜ小さい?小さくなった理由とは!

ウルトラマンのおもちゃの中でも人気が高いのはソフビ人形ではないでしょうか。

 

数十年前から発売され続け、手頃な価格であり、長年親しまれてきたおもちゃでもあります。

 

そんなウルトラマンのソフビで店頭に売られているのはウルトラ怪獣シリーズ」というシリーズになります。

 

ウルトラ怪獣シリーズは1983年から発売されており、2012年頃まで発売されていたものは大体16cmほどのサイズでした。

 

しかし2013年に新しく展開され、現在も発売されている「ウルトラ怪獣シリーズ500」はサイズが約14㎝ほどで、旧シリーズよりも小さくなっています。

 

一体なぜウルトラマンのソフビは小さくなってしまったのでしょうか?

 

色々な面から推測していきたいと思います。あくまで推測であり、事実ではない可能性もあることをご了承ください。

 

 

ソフビが小さくなった考えられる理由

ウルトラマンギンガの玩具展開

2013年に放送されたウルトラマンギンガ」円谷プロ創立50周年記念作品であり、久々のテレビシリーズでした。

 

そんなギンガの変身アイテムはギンガスパークとスパークドールズで、それらを組み合わせて変身します。

 

スパークドールズはウルトラ戦士や怪獣が人形となった姿で、足裏にライブサインと呼ばれるマークが付いています。

 

そのためギンガはソフビ人形自体が変身アイテムとなります。

 

そういった経緯で「ウルトラ怪獣シリーズ500」も劇中と同じ14㎝ほどのサイズで展開されたのではないかと思われます。

 

次作の「ウルトラマンギンガS」や「ウルトラマンX」でもこのスパークドールズが引き続き登場したため、500シリーズではこのサイズ感が定着していきました。

 

しかしスパークドールズの設定を引き継がなかった「ウルトラマンオーブ」が放送されて以降もサイズはそのままです。

 

このスパークドールズ設定がソフビのサイズ変更のきっかけとなったことは間違いなさそうですね~

 

コスト削減

500シリーズのソフビの素材はポリ塩化ビニル(PVC)が使用されています。

 

PVCの過去の価格推移をみると2010年代は価格が上がったり下がったりといった状態でした。

 

2020年代頃からは物価高も相まって価格が高騰しています。

 

500シリーズが発売され始めた2013年頃はPVCの価格がそれまでで一番高くなっていたというデータがありました。

 

やはりサイズが小さい方が使用する素材も少なくて済むので、ソフビが小さくなった背景にはコストカットの側面もあったのではないかと推測できます。

 

ちなみにPVCの価格推移はこちらのサイトを参考にしました。

https://jp.gdfreak.com/public/detail/jp010501006000010299/4

 

円谷プロの経営上の問題

円谷プロはヒット作を生み出す一方で経営体制はずさんであり、赤字経営を行ってきました。

 

その後、TYOの連結子会社化となり、内部の組織改革が進んだ結果、バンダイを子会社に持つバンダイナムコグループが資本に参加することとなります。

 

その後、株式譲渡が行われた結果、円谷プロの経営におけるバンダイナムコグループの発言力は増していきます。

 

2024年現在でもバンダイナムコホールディングス円谷プロの主要株主です。

 

ウルトラ怪獣シリーズ」を発売しているのはバンダイなので、ソフビのサイズ変更はもしかしたらバンダイが絡んでる可能性もあります。

 

ユーザーのことを考えた結果

ソフビで遊ぶ子供やその親御さんのことを考えてサイズ変更を行った可能性もあります。

 

やはりサイズが小さい方が持ち運びやすいですし、収納もしやすく、後片付けもしやすいです。

 

かつては物を沢山集めるのが良いという時代もありましたが、2010年代頃からは断捨離やミニマリストといった物を極力持たないといった生活スタイルが注目され始めた時代でもありました。

 

部屋をなるべく散らかさないためには、ソフビのサイズも小さい方が良いのではないかという考えからサイズ変更を行った可能性もありますね!

 

500シリーズでは旧サイズのソフビも発売されている!

500シリーズではサイズが小さくなりましたが、その中でもウルトラ怪獣DX」ウルトラ怪獣アドバンス」は旧サイズもしくはそれ以上のサイズとなっています。

 

当然サイズが大きくなることで、クオリティも高くなっており、ファンであればぜひとも揃えたくなるシリーズとなっています。

 

ただ値段に関しては500シリーズの倍以上となっています。

 

またラインナップされているのはごく一部の怪獣のみなので、必ずしも自分の好きな怪獣がラインナップの中にあるとは限りません。

 

理由は様々だが500シリーズにも良さはある!

500シリーズのサイズが小さくなった理由をあらゆる側面から推測してきました。

 

サイズが小さくなったとはいえ500シリーズはそれまであまりソフビ化されてこなかった怪獣がラインナップにいたりと、それはそれで魅力的なシリーズでもあります。

 

また小さくなると持ち運びがしやすかったり、片づけやすかったりとメリットもあります。

 

今後ソフビのサイズが変更になることはないかと思いますが、メリットもいっぱいな500シリーズのソフビをコレクションしてみるのも楽しそうですね~