定期的に映画が公開されており、日本を代表する怪獣「ゴジラ」。
日本を代表する巨大ヒーロー「ウルトラマン」。
どちらも知名度、人気共に高いですが、どことなく深い関係性があるように見えます。
果たしてゴジラとウルトラマンに繋がりはあるのでしょうか?その関係性に迫っていきたいと思います!
ゴジラとは?
ゴジラは1954年に東宝が公開した怪獣映画「ゴジラ」から始まった映画シリーズです。
日本で製作された初の怪獣映画であり、特撮作品を日本に定着させた作品でもあります。
また海外でも人気が高く、ハリウッドでも映画化されました。
昭和から令和に至るまで、様々な作品が製作されており、その度に注目を浴びています。
ゴジラとウルトラマンの関係性は?
結論から言いますと、ゴジラとウルトラマンは全く別の作品であり、正式に映画で共演したこともなければ、制作会社自体も違います。
ゴジラは東宝製作でウルトラマンシリーズは円谷プロダクション製作になります。
しかし全く関係性がないわけではありません。
円谷英二氏が関わっている
円谷英二さんは「ウルトラマン」を手掛け、特撮の神様と呼ばれるほど有名な方です。
円谷プロダクションの創設者でもあります。
そんな円谷英二さんは元々は東宝に勤めており、そこでゴジラの制作に携わっていました。
円谷英二さんは「巨大なタコが日本船を襲う」というアイデアを持ち込み、これがゴジラの草案ともなっています。
ゴジラがヒットしたことにより、円谷英二さんは東宝の中でも存在感を増していきます。1955年には特技監督の肩書も与えられました。
そのため製作者側に円谷英二さんがいるという関係性があります。
スーツが改造、流用されている
実はゴジラのスーツは「ウルトラシリーズ」に登場した別の怪獣のスーツへと改造されています。
「モスラ対ゴジラ」の時のゴジラのスーツはまず「ウルトラQ」に出てきたゴメスへと改造されました。
そしてゴメスから今度は「ウルトラマン」に出てくるジラースへと改造されました。
全ての怪獣を一から作ると予算がかかるので、経費削減としてゴジラのスーツが改造されたようです。
そのためウルトラマンとジラースの戦闘はウルトラマンとゴジラが戦っているともいえるのです。
ちなみにゴジラシリーズの怪獣はゴジラ以外もスーツが改造されており、バラゴンという怪獣は何度も改造されていたりします。
以上のことからスーツを改造、流用しているという関係性があります。
庵野秀明のシンシリーズが製作されている
ゴジラ、ウルトラマンどちらも庵野秀明脚本、総監督で映画化されています。
2016年に「シンゴジラ」、2022年に「シンウルトラマン」がそれぞれ公開され大ヒットしました。
この上記2作品は以下の理由からストーリーにおいても繋がりがあるのではないかと言われています。
以上の理由から世界観が同じなのではないかと推測する方も多くいました。
ちなみに公式は正式な繋がりについて言及していません。
映画以外で共演はある?
しかしゲーム作品では共演したことがあります。
コンパチヒーローシリーズ
ゲームシリーズ「コンパチヒーローシリーズ」にてゴジラとウルトラマンは共演したことがあります。
その作品は1992年に発売されたスーパーファミコン「バトルサッカーフィールドの覇者」、1993年に発売されたファミコン「バトルベースボール」です。
上記のゲームでゴジラとウルトラマンがスポーツを介して戦う場面を見ることができます。
どちらも過去の中古の売買データによると大体700円から2000円ほどで購入できるようです。
ゴジラバトルライン
スマートフォン向けゲームである「ゴジラバトルライン」でも共演を見ることができます。
ゴジラバトルラインは2021年から配信されているアプリゲームで怪獣同士を戦わせるゲームになります。
そんなゴジラバトルラインに「シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース」を通して、シンウルトラマンが参戦しました。
このゲームでもゴジラとウルトラマン(シンウルトラマン)の戦闘を見ることができます。
ちなみにこのイベントは2023年12月に終了しています。
ゴジラとウルトラマンは実は繋がりがあった!
ゴジラとウルトラマンは全く別の作品ではありますが、製作者や怪獣スーツ、映画のストーリーといった面で繋がりがあることが分かりました。
また実はファミコンやアプリなどのゲーム作品ではしっかり共演していたりと意外な関係性がありましたね。
そんな2作品からは今後も目が離せません!